賃貸などの1人暮らしでも電力自由化でお得になる?

電力自由化によって、消費者が自由に契約する電力会社を選べるようになりました。

このことによって、新電力に切り替えたら、今よりも電気代が安くなるということが世間を賑わせています。

確かに、上手にプランを選べば電力会社の切り替えによって電気代が安くなることもありますが、どのような人でも新電力の利用によって電気代が安くなるわけではありません。

1. 一人暮らしでも若干は安くなる

特に賃貸などで1人暮らしをしている場合、電力会社を切り替えても電気代は安くならないことが多いので、注意が必要です。

以下では、1人暮らしの場合に実際にどのくらい電気代が安くなるものか、シミュレーションしてみます。

東京で1人暮らしをしている人のモデルケースを見てみます。

30Aで120kw利用する場合
156

30Aで250kw利用する場合
613

この場合の電気代は、上記の表のようになります。

この結果によると、賢く電力会社を選べば数百円程度電気代が安くなる可能性があることがわかりますが、むしろ高くなっているケースも多いので、注意が必要です。

2. 今の電気代で安くなるかが決まる

1人暮らしの場合に新電力に切り替えても電気代が安くなりにくいのは、使用する電力量が少ないからです。

新電力の多くは、電気使用量が多くなればなるほど電気代が安くなるように料金設定をしています。

反対に、電気使用量が120kw以下の場合には、電力量に対応する電気代の単価が高くなります。

1人暮らしの場合、従来の電力会社を利用する場合よりもむしろ電気代が高額になってしまうことが多いのです。

特に電力使用量が120kw以下の場合、多くのケースで従来の電力会社の方が電気代が安くなります。

1人暮らしの人が新電力への切り替えを検討する場合、今の電気使用量が少ないと、切り替えによってむしろ電気代が上がってしまうので、むやみに切り替えをしないように注意が必要です。

3.電力会社を選ぶポイント

1人暮らしの人が新電力への切り替えをしたい場合、どのようにして新電力を選べば良いのか、判断のポイントをご説明します。

この場合、まずは自分の今の電気使用量を知ることが重要です。

電気使用量が120kw程度ならほとんどのケースで電気代は安くなりませんし、250kwくらいあっても、ようやく数百円程度安くなるかならないかというレベルです。

また、契約する電力会社の基本料金や、120kwまでの使用量の単価が安いかどうかをチェックする必要があります。

1人暮らしの場合、どうしても電気使用量が少なくなるので、基本料金と120kwまでの少ない使用量の場合の電気代単価が大きな影響を持ってくるからです。

さらに、各新力の会社が提供しているポイントサービスなどに注目するのも1つの方法です。

たとえばエネオスなどの燃料会社の場合には、電気使用によってたまったポイントをガソリン代の支払に利用できたり、電話会社の場合には電話代や電子マネーなどに変換できたりするサービスがあります。

1人暮らしの場合、電気代単独で考えてもあまりお得になりにくいので、このようにポイントとの合算によって全体的な節約を考える方が賢いのです。

ただし、ポイントにすると、それを使い切れなかったり上手に使えなかったりすることも多いです。

このように、上手にポイント利用をできない人は、ポイント利用を見越して新電力に切り替えると損をしてしまうおそれがあるので、注意しましょう。

4.まとめ

今回は、1人暮らしの人が電力自由化によって電力会社を切り替えるとお得になりにくいお問題について解説しました。

1人暮らしの場合、電気の使用量が少ないので、新電力への切り替えをしても電気代が安くなりにくいです。

1人暮らしでも、電気使用量がそれなりにあれば、切り替えによって安くなることはありますし、ポイントなどに注目して新電力を選ぶ方法もあります。

今回の記事を参考にして、1人暮らしでも上手に新電力を利用しましょう。