わかりにくい電力自由化の仕組みを図解でまとめてみた

電力自由化について、テレビや雑誌、ネット等さまざまなメディアで取り上げられていますが、なかなかイメージしにくい部分も多いと思います。

・電力の小売り自由化の事で~
・実は消費者には関係ない話で~
・実際電気料金は~

みたいな話を聞いても、難しそうで知りたくなくなっちゃいますよね…

そこで今回は、電力自由化のポイントを図解でご説明していきます。

これさえ知っておけば、電力自由化の基本については、バッチリです。

1.電力自由化は4つのブロックに分けて考える

電力自由化の仕組みは、次の4つのブロックに分けて考えると、非常にシンプルです。

・発電ブロック
・変電ブロック
・送電ブロック
・小売ブロック

電力自由化は4つのブロックで考える

2.発電所の仕組み

発電所の仕組みは、電力自由化前と後で変わることはなく、これまでも様々な企業が発電所を作ることができ、今後も同じように作ることができます。

発電所は国に認められれば作れる

3.変電所の仕組み

変電所の仕組みも、電力自由化前と後で変わることはなく、国から認められた1社のみが変電業務を行います。(正確には、1地域1社という形です)

変電所は1地域に1つ

4.送電設備の仕組み

送電設備の仕組みも、電力自由化前後で変化せず、国から認められた1社のみが行います。(送電も正確には1地域1社という形です)

送電施設は1地域1社で管理

5.小売りの仕組み

電力自由化によって、仕組みが変わったのは、この小売りの仕組みになります。

電力自由化の前は、国から許可された電力会社のみが、電気を売ることができたので、そこからしか電気を買う事ができませんでした。

以前の小売りの仕組み

それが、電力自由化によって国から許可された会社であれば、自由に電気を売れるようになりました。

現在の小売りの仕組み

6.電力自由化の前と後の仕組みの違い

これまで、4つのブロックから電力自由化の仕組みについてお話ししましたが、まとめると次のように仕組みが変わります。

電力自由化の前

これまでの電力関係の仕組み

電力自由化の後

電力自由化後の電力関係の仕組み

結果的に、電力自由化によって変わるのは、作られた電気を売る会社が増えるだけなので、停電が増えるといった不安はありません。

7.これまでの電力会社の仕組みは少し変わる

電力自由化によって、これまで電気を売っていた、東電や関電、九電のような会社の仕組みは少し変わります。

電力自由化前は、発電から小売りまで全て1社で行っていましたが、電力自由化によって、ブロックごとに独立した会社で運営することになります。(2020年を目処に、これから独立していきます)

8.電力自由化で焦る必要はない

電力自由化によって、電気を売る会社は増えましたが、基本的な仕組みは変わらないので、特に焦る必要はありません。

今のところ、電気代やセット割で得する電力会社だけ検討しておけば問題ないです。

9.まとめ

今回は、図を使って電力自由化の仕組みについてお話ししてきました。

電力自由化は、単に電気を売る会社が増えるというだけなので、停電になるといった心配はありあせん。