電力自由化で電力会社の仕組みが変わって予想される5つのデメリット

電力自由化によって電力会社の仕組みが変わり、電気代が安くなるという話はよく聞きますが、反対にデメリットについてはあまり話を聞かないですよね。

しかし、電力会社の仕組みが変わるという事は、当然さまざまなデメリットが出てきます。

そこで今回は、電力自由化によって電力会社の仕組みが変わったことによるデメリットについてお話ししていきます。

お得な電力会社を選ぶうえで、仕組みの違いを知っていることはきっと役に立ちますよ。

1.仕組みから見た電力自由化の5つのデメリット

電力自由化には、次の5つのデメリットがあります。

電力自由化 仕組み 5つのデメリット

デメリット1.電気料金がよくわからなくなる

電力自由化によって、これまでは1地域に1社しかなかった電力会社が、数10社にもなりました。

これにより、これまでは数プランしかなかった料金プランの数が、数十~数百くらいに膨れ上がり、一体どのプランが自分に合っているのかが非常に分かりにくくなってしまいました。

もちろん、今までの電気代と世帯人数から、10前後の料金プランに絞る事は容易ですが、その中から、自分にあった料金プランを見つけるのは非常に大変です。

デメリット2.電気代がそこまで安くならない

分かりにくい料金プランの中から、自分にぴったりのプランを見つけ出しても、毎月数百円くらいしか安くなりません。

しかも、その料金プランがいつまで続くかわからず、すぐに料金体系が変更されてしまう可能性もあります。

デメリット3.電気料金が上がる可能性がある

海外の事例ですが、今まで電力自由化を行っている、ほぼ全ての国で電気代が上がってしまっています。

その理由としては次の3つが挙げられます。

・設備投資をしなくなり、電気を作るコストが上がった
・電力会社が協力して、電気代を上げた
・石炭や天然ガスのような資源のコストが上がった

このような理由から、電気料金が上がる可能性があります。

デメリット4.電気が安定して供給されなくなる可能性がある

先程も少し話に上がりましたが、電力会社が電気を売ることに夢中になり、発電施設に投資をしなくなってしまう可能性があります。

これにより、そもそも必要な量の電気が作られるかどうかが危うくなり、安定して電気が供給されなくなってしまいます。

これには、電気は作っても貯めておけないという技術的な問題も関係しています。

デメリット5.環境問題を悪化させる危険がある

電力自由化によって、他社より少しでも電気を安く売るために、石炭や天然ガスのような作成コストの安い発電を行う可能性があります。

これらは環境破壊を加速する要因となってしまいますので、環境問題の悪化が心配されています。

また、現在公表されている料金プランは、電気を使えば使うだけ得をする(割引率が高くなる)料金プランになっています。

そのため、これまでよりも節電意識が薄れ、電気の使用量が増える可能性があります。

2.仕組みから見た電力自由化のメリット

デメリットの裏返しでもあるのですが、やはり多くの企業が電気を売るようになるので、いい意味で競争が起こり、電気代が安くなる可能性があります。

何と言っても、これが最もうれしいメリットですよね。

また、発電事業に力を入れる企業が増え、電力を絶やさない取り組みが増える可能性もあります。

3.電力自由化の仕組み

これまで、発電施設は国の審査に通った企業であれば持つことができましたが、電気を売ることは許されていませんでした。

それが、電力自由化によって、国の審査に通れれば、電気を売ってもよくなりました。

しかし、電力供給の要である変電所や送電設備に関しては、今後とも国の許可を得た1社が行っていくことになります。

この辺の詳しい話は「電力自由化によって送電の仕組みはどう変わるの?」を参考にしてみてください。

4.まとめ

電力自由化によって、様々な環境が変わるため、多くのデメリットが予想されています。

しかしこれらは、あくまで海外の事例や憶測であり、実際に起こっていることはほとんどありません。(個人的にですが、料金プランが増えすぎたのは、ちょっと面倒ですよね…)