電力自由化でスマートメーターへの交換方法って、どうやるの?

2016年4月に電力自由化が始まり、スマートメーターへの交換に関する説明が様々な場所でされていますが、具体的な交換方法をご存知でしょうか?

電力自由化自体は、始まっているのですが、その周辺の工事方法や手続き方法に関する認知が広まっておらず、スマートメーターと言われて、何のことか分からない方も存在します。

今回は、スマートメーターというものが、どのような器具なのか、初心者にも分かりやすく解説していきたいと思います。

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1、スマートメーターとは

電力会社を変更する際に設置されるスマートメーターとは、情報通信機能を所有している高機能電力メーターのことです。

スマートメーターを設置すれば、電力会社から提供されている省エネサービスや電気料金に関する各種選択サービスなど、様々な機能を利用することができます。

一般的に電力メーターと言えば、電力量計だと思われがちですが、スマートメーターには、情報通信機能がありますので、電力会社とリアルタイムで交信することができます

スマートメーターを設置すれば、遠くに離れて住んでいるおばあちゃんの安否確認(スマートメーターの消費電力の部分が動けば、生活していることを把握できる。) などにも利用でき、介護や福祉を支援する機能として注目されています。

2、スマートメーターの導入方法

スマートメーターの導入方法ですが、2つの方法が存在します。

1つ目の方法として、2020年まで待つという方法があります。

スマートメーターへの交換というのは、できる場所から順番に行われています。

そのため、2020年代に全世帯にスマートメーターが導入されるという目標がありますので、その期日まで待てば、スマートメーターへの導入が完了します。

しかし、今すぐにスマートメーターを設置して情報通信機能を利用し、様々なサービスを利用していきたいという人もいるでしょう。

そのような方は、新しい電力会社に個別申し込みを行うことで、スマートメーターを導入することができます

しかし、電力会社によっては、スマートメーターへ交換してくれないところもあります。

例えば、とある電力会社にスマートメーターへの交換をしてくれるのか質問をしてみると、「あなたが、現在利用している電気メーターの使用期限を迎えた段階で順番に導入をしていますので、個別でスマートメーターへの設置には対応していません。」という回答が返ってくるのです。

もし、確実にスマートメーターへ交換したいという人は、新しい電力会社と契約する前に、本当にスマートメーターに交換してくれるのか質問しておいた方が良いでしょう。

3、スマートメーターの交換工事

スマートメーターへの交換方法ですが、工事日を決定した場合、一時的にブレーカーが落ちてしまいます

ですので、大切な情報などを壊したくないというのであれば、ネットワークのルーターやパソコンの電源は、オフにしておくようにしましょう。

工事当日になると、スマートメーターの交換業者が電力計を取り外します。

スマートメーターを取り外したあとは、電線部分を被膜する作業を行います。

古いメーターの取り外しが完了したら、新しいスマートメーターを設置していきます。

機械には、情報通信機能が付属していますので、通信に利用するLAN端子が搭載されています。

スマートメーターを取り付けたあとに、被膜した電線を結線し通信モジュールを設置していきます。

通信モジュールがLAN端子と組み合わせられ、スマートメーターへカバーを付ければ、スマートメーターへの工事が完了します。

作業時間も10分弱ですので、短い時間で簡単に交換が完了してしまいます。

スマートメーターへの交換が完了後、ブレーカーを確認するように言われますので、通電するかチェックしましょう。

通電し問題がなければ、通信テストと設定を行っていきます。

ここからは、パソコンで作業をしていくのですが、これも10分程度で完了します。

そのため、交換工事とパソコンでの設定時間を合計すれば、20分程度ですべての工程が完了します。

4、スマートメーターのメリット

電力会社を変更しスマートメーターを導入すれば、どのようなメリットを得られるのでしょうか。

スマートメーターを設置することで得られるメリットについて具体的に解説していきます。

4-1、電力の使用状況の見える化

スマートメーターを設置すると、消費電力をスマートフォンやパソコンなどの端末から30分おきにチェックすることが可能となります。

自分の利用状況に応じて他の類似する家庭と比べることもできますので、節約意識が非常に高まります。

電力自由化が始まる前は、電気の使用量に関する明細書をもらうだけでしたので、電力使用量と料金しか調べることができませんでした。

これでは、どのような家電が電力をたくさん消費しているのか知ることができません。

スマートメーターは、30分ごとの電気の使用量を把握できますので、消費電力の高い家電を特定することができます。

4-2、契約や解約の煩わしい手続きの簡略化

スマートメーターを設置する前は、様々な契約や設置や解約などに、検針員が来ることもありました。

突然敷地に入ってきますので、誰だろうと思った人もいるでしょう。

スマートメーターの設置をすれば、契約が簡略化されますので、検針員さんも巡回する必要がありません

様々な手続きが簡略化されることで、問題への対応も非常に効率良く解決されます。

停電などの問題が発生しても自動復旧機能が搭載されていますので、ブレーカーが落ちても1分後に自動復旧してくれます

スマートメーターの情報通信機能を利用することで、遠隔操作も行うことができますので、急なトラブルにも簡単に対応することができます。

5、スマートメーターのデメリット

スマートメーターには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

これからスマートメーターを導入することで、どのようなデメリットはあるのかについて簡単に解説します。

5-1、通信セキュリティの問題

電力の消費量など、情報通信機能を利用して管理するスマートメーターは、通信セキュリティにおいて問題があると言えます。

例えば、通信情報にウイルスやハッキングなどが行われることで、お客様の個人情報が漏えいしてしまう可能性があります。

今後の課題は、いかにしてお客様の個人情報を正確に管理し、会社の安全な場所にデータベース化していくことができるのかが求められます。

6、まとめ

スマートメーターの素晴らしいところは、難しい手続きや工事を必要とすることなく、情報通信機能を利用して、消費電力をその場で細かく知ることができることです。

これを利用すれば、電力会社と契約後、自分に合う料金プランを探し出すことができます。

もし、朝の時間帯に消費電力が多いと感じるのであれば、朝の時間が最も安くなる料金プランを選択し、今までよりも電気料金を下げていきましょう。