電力自由化を賃貸マンションで行う場合の問題点とは?

2016年の4月から始まった電力自由化ですが、賃貸のマンションに住んでいる方は、電力会社を変更できるのでしょうか?

もし変更できるのであれば、電力会社とどのような工事手続きを進めていけば良いのでしょうか。

今回は、マンションに住んでいる方が電力を変更することで発生する問題点について詳しく解説していきたいと思います。

1.賃貸マンション・アパートでも基本的に大丈夫!

通常、賃貸マンションやアパートに住んでいる人も電力会社を変更できる対象者です

そもそも電力というのは、2000年に大口顧客向けに電力自由化が実施されました。

これは「高圧一括受電」と呼ばれるサービスで、そのサービスを利用できるのは法人や管理組合のみでした。

したがって、この時点では、まだ一般家庭に向けて電力自由化が行われることがなかったのです。

2016年4月から実施された電力自由化は、賃貸マンションやアパートや一戸建ての人など、居住スタイルを問わず、自分の好きな電力会社を選ぶことができます。

ですので、賃貸マンションやアパートでも基本的に問題なく電力会社を変更できるようになりました。

2.メーター交換工事も大丈夫!

電力自由化でスマートメーターに交換する場合、交換工事などは自由に行っても大丈夫なのか気になりますよね。

この交換工事は誰かに連絡する義務などはなく、新電力会社とやり取りして自由に行って全く問題ありません

というのも、スマートメーターに交換する場合、本人にも事前連絡はなしで、かつ工事に立ち会う必要もありません。

そのため、スマートメーターの設置が完了したあとは、一枚の工事完了用紙がポストなどに投函されて終了することになります。

実際に工事が始まった場合、停電になることはないという記載も見かけますよね。

しかし、残念ながら配線によっては停電になってしまうこともあります。

だからといって、長時間停電することはありません。

停電時間は5分~10分と短い時間です。

事前連絡なしで工事が進みますので、LED電球が数分間点滅することから、工事が行われていることに気づく人もいるようです。

3.大家さん・管理会社の許可もいらない

マンションやアパートでスマートメーターへ交換するのであれば、大家さんや物件管理業者へ連絡しなくても大丈夫なのでしょうか?

実はスマートメーターの設置の際に、大家さんや物件管理業者へ連絡を行う必要はありません。

なぜならば、スマートメーターと呼ばれる電力メーターの所有権が電力会社にあるからです。

そのため、大家さんや物件管理業者が何かを言うことはないのです。

そもそもですが、メーターというのは、一定の期間になれば、交換されるという事実がありますので、問題が発生する理由がありません。

ただ、心配な方は事前に一言伝えておくと、のちのちのトラブルなどを避けられると思いますよ。

4.電力会社を乗り換えられない場合

賃貸マンションやアパートの人でも電力会社を変更することができると説明しましたが、電力会社を変更できない場合があります。

電力の契約方法や大家さんの電気料金の徴収方法よっては、電力会社を乗り換えることができない場合がありますので、具体的にご紹介していきます。

4-1.一括受電契約

賃貸マンションやアパートでも大きな施設となれば、2016年4月の電力自由化が始まる前に、「高圧一括受電契約」をしている可能性があります。

高圧一括受電契約が実施されていると、各家庭で好きな電力会社を自由に選ぶことができません。

しかし、だからといって高圧一括受電契約の方が高い電気料金を払っているとは言えないのです。

電力をまとめて購入することで、安く電気を供給してもらっていますので、電気代が安くなっている可能性も十分に考えられます。

ただ、もしあなたがマンションオーナーなのであれば、高圧一括受電契約をする場合は慎重になった方が良いです。

なぜならば、1度契約してしまうと、10年以上の利用契約が求められてしまうので、簡単に辞めることができないのです。

4-2.大家さんが一括徴収している

古いマンションやアパートの場合、大家さんが電気料金を一括で徴収してくる場合があります。

このような徴収方法だと、電力会社を自由に選ぶことはできません。

好きな電力会社を自由に選びたいという人は、入居する際に大家さんに事前に質問しておくようにしましょう。

5.一括受電と低圧契約の違い

一括受電は、正式には「高圧一括受電」と呼ばれており、賃貸のマンションやアパートで導入される契約方法となっています。

簡単に説明すれば、新しい電力会社に契約方法を変更することで、安い電力をまとめて購入します。

そのため、マンションやアパートに住む住人の電気代を抑えることを目的として、利用されているサービスです。

また、低圧契約とは、従来の電力会社との契約方法であり、高圧一括受電と違い各家庭が個別で自由に自分の好きな電力会社と契約することができます。

つまり、賃貸マンションやアパートであったとしても、電力自由化によって電力会社を自由に変更できる対象者というのは、低圧契約を行っている賃貸マンションやアパートの居住者だということです。

6.まとめ

賃貸マンションやアパートだからといって、電力自由化の対象者となれないわけではありません。

電力会社を変更するためには、まずは、現状で低圧契約なのか高圧一括受電なのかということを調べることから始めましょう。

もし、電力会社を変更できるという場合でも、大家さんや物件管理会社に迷惑をかけることはありませんので、安心して新しいスマートメーターを設置してください。

新しいスマートメーターを利用すれば、日々の消費電力などの明細を詳しく知ることができるようになりますよ。